私は、育種という観点から、今までとは違うタイプ、あるいはこんな作り方をしたら大輪に負けない楽しみ方ができるんじゃないかと思って小輪品種を作出してきました。 当然営農者、や蘭屋さんと違って、きまったものを大量に栽培することはまずありませんし、メリクロンをして大量に販売することはありません。色々なデーターと次の親としての資質の選択が、目的です。ですからほとんどの品種が100鉢程度の作出数です。言い換えれば世界に100鉢しかない貴重?品です。
さらに、夏の暑さに強いというのと、夏越しが大変に楽だ(言い換えれば夏には結構強い)、というのは実証済みです。洋蘭というと、昨今ではギフト商品という感覚で扱われていますが、わたしはあくまでも趣味のものであって欲しいし、テーブルフラワーとして、身近において楽しんで欲しいと願っています。年々花の数や、株が大きくなっていくのを見る、という、趣味の醍醐味をぜひ味わって、花を愛する心をさらに深めてほしいと願っています。
販売数は大変に少なく、さらに再交配をすることはまずありません。 当園を訪ねた人の中には、今までは、品種が古いと言って、捨ててしまった、という方も、いらっしゃいましたが、手に入りにくいという経緯を説明して、株を選んで購入して頂いています。 ほとんどが原種間交配と、原種に近い交配で、花には大差がありません。当園手作りの花・・
原則として、花芽分化を確認したものしか提供いたしません。
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