COLUMN
大輪系交配種


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1  当園登録大輪リカステ
更新日時:
2009.01.14 Wed.
私は当初大輪系リカステの作出には少々抵抗がありました。当時の交配種を見るにつけ、ほとんどが Lyc skinneri に頼り切って作出されていたからです。 私もいろいろな大輪交配種を持っていました。どれもこれも、Skinneri の血の濃い夏越しが難しいしゅでした。プロの蘭屋さんに栽培方法を聞くと、ほとんどの人が山上げをすれば簡単に作れますよ。  あるいは冷房温室を作れば栽培は楽ですよ。そんな答えでした。それから2〜3年はどのようにすれば、一般の購買者が管理、栽培でき、花を楽しめるようにできるのか?そんな思いで、試行錯誤をしました。結果は栽培編に記述しています。
そんなわけで、ようやく、大輪系交配をし始めたのが下記の品種です。  
当時は、Elizabeth Powell ,Wyld Court ,・・・。大変に高価な種でした。30万円近い高値で取引されていて、話があって、すぐ買わないとなくなってしまうような、品薄のときでした。  とんでもない時代でした。私の交配目的は、まずは、体質、そして弁質を良くして花もちを改善することから始めました。小輪系には負けますが、結構改善されてきたと思います。

2  Lyc Sirius (シリウス)
更新日時:
2009.01.15 Thu.
Lyc Wyld Polka x Shonan Beat =Lyc Sirius 
  この花は、Lyc Wyld Court x Lyc Sunrise = Lyc Wyld Polka (花形が良く、両親よりも若干大きい、弁質も良い) Lyc Shonan Beat は花弁の縁が薄い、その欠点を補うために交配しました。花径16p、弁幅6.7pで次の世代の親として、作出しました。2005年、2月登録。
交配結果は65%ほどが赤花丸弁で、両親と大体同じ大きさでした。大きいものは15%程度で、その中で、親として残したのは、半分程度の、12鉢でした。皆さんの目にはたぶん触れることはほとんどないと思います。
 
 

3  Lyc Heavens Ray (ヘブンズ レイ)
更新日時:
2009.01.15 Thu.
Lyc Wyld Polka x Sunray = Lyc Heavens Ray
2007年1月登録
Lyc Sunray によく似た結果でした。全部で、60鉢程度の開花を見ています。咲くと何となく売れてしまうので、現在10鉢程度しか親として残っていません。濃いピンクで出るのが70%で、やはり両親と同程度かそれ以上の花が5〜6%程度でした。大きさはともかく、弁質改良の必要性があると思います。
大きさは花径14.5p弁幅は大体が6センチ程度です。

4  Lyc Arles (アーレス)
更新日時:
2009.01.11 Sun.
 Lyc Elizabeth Powell x Sunray = Lyc Arles

5  Lyc Carmen (カルメン)
更新日時:
2009.01.11 Sun.
Lyc Elizabeth Powell x Shonan Beat = Lyc Carmen


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