COLUMN
ここにタイトルコメントを入力してください

ここに文章を入力してください

| Back | Index | Next |

6  猛暑到来・1年最大の危機が来たぞー
更新日時:
2009.01.01 Thu.
7月〜8月
陽射しも、徐々に厳しさを増してきます。7月の半ばを過ぎると、気温も30℃を超え35〜6℃にもなります。山岳地や関東以北の比較的涼しい地域は別にして、遮光率75%、夕方以降の水やり、さらに、通風を十分にして、肥料は7月半ばでやめます。8月に入るともうリカステは成長をやめたかのように成長が緩慢になってしまいます。私の栽培所では8月に入ると35℃以上の日が延々と続き、ときには、38℃以上の時が10日以上も続きます。こんな時は夕方に1回水をやりさらに8時過ぎにもう1回頭からたっぷり水をかけています。最低気温は普通この時期は24℃程度ですが、ときによっては、27℃くらいのときもあります。  でもこの時期に咲く花もあるんですよ。    原種のリユーカンサやクリスタリーナ、がそれです。
それ以外は失神寸前!!です。おそらく自生地では絶対ない環境です。
特に、夜間の27℃の温度はあり得ません。そこで水を何度もかけてやることが必要になるのです。鉢内の温度も株全体の温度も間違いなく下がります。あとは、9月の涼しさを待つだけです。こんな経験を何年もすると、夏までにもっと頑張っておけばよかったと考えますよネ。私はさかのぼって3〜4月に、最低温度を16℃程度に上げて、新芽の伸長を早めてやります。私の作った交配種で落葉性の種(小輪系ですが)は、8月までに株が完成します。 
大輪系もかなり成長が速まります。   そうなったらこの時期は夏休み、のんきに今まで通りの手入れをしていれば、いいのです。 厄介なのは台風ですよね。  1週間くらいやきもきして、進路に注意し、2〜3日ほど前には屋外のものは取り込んだほうが無難です。せっかく伸びた葉が折れたり、傷ついたりしたら、今までの苦労が水の泡になります。  とにかく、遮光75%、通風、水やりで騙されてもらいましょう。

7  待ちに待った晩夏、初秋 ・ まってました!
更新日時:
2009.01.01 Thu.
9〜10月
残暑の厳しい9月も半ばを過ぎると、秋の気配が漂ってきます。今年の出来はどうだろうか?心配な時期ですね。徐々に遮光ネットを巻き取り、10月半ばにはもとの50%にしましょう。本来自生地では霧や雨による遮光、あるいは木陰で成育しています。1日のうち数時間は直射日光を浴びている種がほとんどです。ですから、涼しさとともに日光にあてたいものです。株の太りも良くなります。9月に入ったら、再び肥料の開始、やはり、薄い肥料から始めてください。夏をようやく乗り切った株は、病害虫に侵されやすくなっています。特にダニには注意してください。繁殖力が旺盛であっという間にほかの株にも移っていきます。1週間ごとに消毒を2回ほどすれば、もう安心です。ただ団子虫は悪いやつで、成長したてのバルブのてっぺんをかじってしまいます。補殺や専用の薬剤で退治しましょう。   
あとは風通しに注意してください。水はまだ、夕方以降にやったほうが良いでしょう。
思わぬ残暑に会うと、折角の苦労が台無しになってしまいますから。
肥料はこの頃から、リン酸やカリ成分の多目のものを使用してください。最後の仕上げです。それと、株元によく日光を当てると、株がぐんぐん太ってきます。夏に垂れていた葉が、徐々に立ってくるような気がします。そこで葉をすこし束ねるような感じで、立ててやると株元によく日があたり、花芽も良くつくようになります。10月半ばを過ぎると、目に見えて株が太ってきます。こうなったらしめたもので、だんだん花芽を探すようになるのですが、まだまだ、出てきません。ひたすら、施肥、水、通風、に気をつけましょう。去年の株より大きくなったら、花芽は90%つくでしょう。
屋外で作っている人は、鉢が倒れやすいので、よく気をつけてやってください。棚から真っ逆さまに落ちて、情けない姿にならないように…。そうなったことは、何度もあります。がっかりというか、涙がチョッチョ切れてきます。ただ救いは、根気よく葉に支柱を立て、大事に栽培を続けると花が咲く場合が、多いものです。めげずに大切にしてあげましょう。小輪系の交配種は、株が完成してきます。落葉はまだですが、なかには葉を邪魔者扱いにして切ってしまう人もいるようですが、とんでもないことで、さらなる、成長をしているのです。自然に任せましょう。  この時期にも咲く原種があります。  ドウイアナです。ただこの花は一度には咲きません。1輪また一輪と順序良く咲くので、4〜5輪咲く状況にはなりません。バルブを作りながら、11月くらいまで咲き続けます。ただこの時期はカイガラムシが繁殖準備?をしています。くれぐれも株元とか、葉の裏の点検をしてください。取り込む前の点検です。
 
 
 

8  晩秋、初冬・暖房準備と花芽の確認
更新日時:
2009.01.01 Thu.
11月〜12月
そろそろ、寒さがやって来ます。完成した株元をみると、大輪系の花芽が上がってくる頃です。小輪系は株の一番下の葉(はかまと言っていますが)が落ち11月ともなると花芽の確認ができます。まだまだ花芽が分化していないのが多いのですが。原種のキャンベリーの系統は花芽分化をし始めています。よくできたものは、1バルブで20〜30本ほどつく場合があります。そうなると皆に自慢したくなっちゃいますね。ある本には、大輪リカステは1輪咲いても見ごたえがあります。なんて書いてありましたが皆さんは2輪、3輪と咲かせて自慢してください。
さて、この季節は水やりはなるたけ、晴れた日の朝にやるようにしてください。肥料は12月初旬が最後だと思ってください。まあ株の成長具合によりますが・・・。はかまの葉が落ちたら、もう1回程度にしたほうが翌年の成長によいようです。通風はやはり必要です。小型の扇風機でもよいですから、風を送ってください。本当に、微風でいいのです。日光には朝のうちなら直射であててください。植え込み材料が乾きやすくなって、夕方までには、半乾きになり低温でも耐えられるからです。  ゆっくり、ゆっくり、花芽が伸びて、そしてゆっくりゆっくり、楽しみも膨らんできます。気負わず、あせらず、ただ楽しみましょう。まだまだ書き足りないことがあるような気がしますが、ざっと1年間の、手入れを書いてみました、気がついたことがあれば、その都度、書き足していきます。

9  ここにタイトルを入力してください
更新日時:
2008.12.29 Mon.
ここにコラムの本文を入力してください。


| ホーム | 御挨拶及び当園紹介 | リカステの交配及び概要 | リカステ栽培編 | 原種一覧 |  当園登録品種紹介 1 | 当園登録品種紹介 2 | 当園登録品種紹介 3 |
| 当園登録品種紹介 4 | 当園オリジナル小輪系販売 | 当園オリジナル大輪系販売 |


メールはこちらまで。