グァテマラからイギリスのビーチ商会が輸入し王立蘭協会の会合でこれを展示した。1872年に『庭師の記録』にこの種を記述したレイケンバックより資料が送られてきていました。lasiogrossaの名の意味は(hairy tongued)舌に毛の生えたとでも訳すのでしょうか。本当にリップのカルス(瘤)のあたりから先まで毛が密に生えています。
この当時この種の自生地ははっきりとしていなかった。エイムズ氏とコレット氏がバハ べラパスで発見したとされている。しかしごく最近採取されたのはイザベル湖の近くで海抜0m地帯です。そしてイザベル近郊がこの種の自生地として知られています。メキシコでは絶滅したといわれています。落葉性、黄色の系統に属する種でわかりやすい特徴のある種です。花径10cm〜12cm程の花を5〜6輪、新芽の出る前2月〜3月にかけて咲かせます。香りはありません。ガク片(セパル)は濃淡はありますが茶褐色で花弁(ぺタル)は黄色、唇弁(リップ)は黄色地に赤点が多く入ります。
”hairy tongued "の 名の由来の通り毛が密に生えています。結構、親としても多用されています。この種の直系種は現在14種が登録されています。
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